2006-04-07から1日間の記事一覧

103歳 一瞬、一瞬に生きる

朝、父の歌集から短歌を一首抜き出して半紙に書き、居間のソファーで寝ている母に見せる。「春泥のロンドンのまち赤色の二階のバスに妻乗りたしといふ」。「覚えている?」「覚えている」。古い記憶は残るのか。 だいぶ目も弱り、前ほどすらすら読めない。こ…