2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ぶざまな聖火リレー、中国の誤算

北京オリンピックの聖火リレーが、日本でもおとといの土曜日、長野市街を走った。3000人の警官に守られたぶざまなリレーだった。まさか聖火リレーで、世界中に「チベット人権問題」が撒き散らされようとは、思っても見ない中国政府の誤算だ。 チベット民族の…

人はそれほど他人に関心を持たない

1週間まえの朝、鼻の下の髭は残して、思い切ってあご鬚を剃り落とした。ところが、だれも気づかない。朝食で顔を合わせた家内も気づかない。そのあと、妹や友人に会っても、なんの反応もない。人は私の顔の変化など気にも留めない。 じつは、それを逆手に取…

選んだ庭木、イエスの選び

庭に植えた草木が育つのを見るのは楽しみだ。 いま盛りの「紫木蓮」は、長男の小学入学記念植樹だ。もう45年も前。並び立つ「源平枝垂れ桃」は盛りをすぎたがまだ見事。隣家のベランダ隠しに植えた「譲り葉」は、庭いちばんの高木となり、萌黄色の新芽が伸び…

「洗礼を受けたい」。発芽の瞬間

東京の桜は、まるで雪のように散り敷いた。かわって欅並木の大樹の梢が萌黄色に染まる。負けるものかと、いっせいに繚乱の春の花々がひらく。雑草まで一所懸命だ。 12月、1月、2月と冬のあいだ、ゆっくり休んだ土の中から、押し出されるように力が湧き出る。…