2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

十二使徒群像「下段の五人衆」

わたしの十二使徒群像は、横からみると三段の滝のように彫った。下段に立つ五人衆は、左からトマス、バルトロマイ、小ヤコブ、熱心党のシモン、そしてタダイだ。 トマスもヨハネ福音書で活躍する。11章で、イエスとともに死を決意するが、悲壮な殉教型の死は…

十二使徒群像「旗手・フィリポ」

十二使徒群像で、フィリポは、いちばんのイケメンに彫れた(写真)。彼は「ΙΧΘΥΣ(イクトウス)の三角旗」の旗手だ。むかし日本陸軍にも、歩兵、騎兵連隊には連隊旗手がいた。天皇から直接さずかる連隊旗をささげ持つ旗手の少尉は、軍の華、名誉の象徴だった…

十二使徒群像「ΙΧΘΥΣ(イクトウス)の三角旗」

十二使徒を彫ったとき、背面をどうするかにも苦心した。なにしろ高さ80センチ、直径35センチの桜材だ。12人は平均30センチの身長にし、上段のペトロやアンデレは高い大樹の上に立たせたから、背後に大きな壁面ができる。始めはそこに森のような木々の繁る形…

十二使徒群像「ヤコブとヨハネはイエスの従兄弟?」

わたしの十二使徒群像では、上段中央にペトロが立ち、向かって左にアンデレ、右にユダを従える。中段真ん中にヤコブとヨハネの兄弟が並び立ち、左にフィリポ、右にマタイが控える。さらに下段には5人が上を支える。つまりペトロ、ヤコブ、ヨハネの三人が中心…