2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「住めば都」「住まば都」

「住めば都」、また「住まば都」という古語がある。「住めば都」は、不便な田舎でも住み慣れると離れがたく、都の心地になるということ。「住まば都」は、同じ住むなら便利で住みよい都がいいという意味だ。いずれにせよ都は憧れの地だ。都には大厦高楼(だ…

女房力・マルテンカイギョウ

わたしは文章を書くとかならず妻に見せる。家内は偉そうに「はい、検閲ね」と、老眼鏡をかけなおして文章を読む。誤字や脱字があると、うれしそうに「ここと、ここ」と鉛筆で訂正。「まあ、90点ね」という評価で決まり。家内は検閲官のつもりだが、わたしの…

「あとで利いて来る教育」をした教師たち

わたしはもう60年も、山形県の基督教独立学園を外から眺めている。そして、この学園は「あとで利いてくる教育をしている」とおもう。創立者の鈴木弼美初代校長は、「山奥」「少人数」「共同体」「学校がキリスト信仰の母体」という四つのキーワードを心に刻…

「菅おろし」と「新人牧師養成」

ある古い教会の女性信徒から「わたしたちには、若い牧師を育てる責任があります」ということばを聞いた。伝統あるキリスト教会ではそういう気風がある。神学校出たての若い牧師は、初赴任の教会では緊張する。だれしも最初から上手に話せないし書けない。い…