2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新約聖書が削除した旧約聖書の王様

聖書は神のことばで、一言一句、間違いがないとされた。しかし新約聖書は、あの大工の子イエスが、神の子・キリスト・救い主だと主張するために書かれたので、時には大胆にも歴史の事実さえ無視することがある。 新約聖書の巻頭にマタイ福音書があり、そのま…

日本の封建制と教会のつぶつぶ運動

五〇年ほど前、韓国光州市の大学校の総長がたずねて来られ「日本の封建制を研究しに来た」と言われ驚きました。当時「封建的」は「旧悪」の代名詞だったからです。 総長は「韓国と日本を較べ、近代化で韓国が日本に遅れを取ったのは、李朝五〇〇年間、中央集…

無残な十字架、シンプルな十字架

1月23日のブログで、渡部良三さんの「中国八路軍捕虜虐殺拒否」のことを書いたが、そのとき、ふと思ったのが、キリストの十字架の死だ。それは両手両足を十字架に釘づけし、天空にさらして出血多量と脱水症状で、じょじょに失血死させる残酷なローマの刑罰だ…

むき出しのイエスに迫る「ケセン語訳 イエスの言葉」

本書の著者・山浦玄嗣(やまうら はるつぐ)は篤学の学究で、元東北大助教授の町医者。しかもカトリック。カトリック信徒は、聖職者を除き聖書原典に迫る気迫に乏しいとの迷妄を砕かれました。 著者には、すでに「ケセン語入門」「ケセン語大辞典」「ケセン語…