2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

蝋梅と雪雫

1月23日(月)夜、予報どおり東京にも雪が積もった。「真っ白な雪よ」という妻の声に、夜なか、わたしも窓を開けて「赤穂浪士が討ち入りした晩くらいの雪だ」と答えた。 朝になると、白雪が庭をおおっていた。音が消えてる。小鳥はどうしているか。蝋梅が朝…

中国八路(共産)軍捕虜虐殺拒否ー「歌集・小さな抵抗」

ほんとうに高い山は、離れるほど高くせり上がってくる。人間もそうだ。年をへてせり上がってくるのが本物だ。渡部良三著「歌集・小さな抵抗ー殺戮を拒んだ日本兵」(岩波現代文庫s234・2011年11月刊)を著者からいただいたとき、そう思った。壮絶な歌集であ…

年賀状、年間状、E賀状

1月15日は「お年玉つき年賀葉書」の当選発表日。しかし、わが家では年賀状をやめてすでに久しい。もう30年にはなる。毎年いただく賀状がふえ、超忙しい師走に500枚も宛名を書いていられなかった。それに毎月「はがき通信」を出していて、100枚あまり、おもな…

「だらけ」の風景

「だらけ」と言っても「だらける」話ではない。むかしも今も信じられない「××だらけ」の風景が日本にある。 150年前の1862(文久2)年ころの日本は「お城だらけ」だ。幕末の日本で、50万石以上の大々名は8家。30万石以上が8つ。15万石以上の大名が15個。10万…

上に投げる。神さまがこれから、どうされるか楽しみ

「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい」と、ペトロが言ったとき、彼は「任せられなかった自分」を恥じていた(第1ペトロ5・7)。 あのガリラヤの湖で、主が逆風のなか、水しぶきを浴びて現れたもうと、十二弟子は恐怖の叫び声をあげた。すると「安心す…