2008-11-16から1日間の記事一覧

余白の美と、余白恐怖症

中国や日本の山水画には、余白の美がある。 深山幽谷のかたわらに茅屋がえがかれ、禿頭(とくとう)白髯(はくぜん)の老人が書を読み、遠来の友人と談笑する姿。空は高く渓川は深いが、すべてに墨を入れない。また花鳥図もそうだ。竹や蘭の葉が、鋭くひと筆…