ぬれ縁にすわっていると、2羽の白い蝶がもつれるように、上になり、下になり、庭をかけめぐる。やがて1羽が飛びさった。のこりの蝶は高く低く、どの花にとまるでもなく舞いつづける。とまるべき花の品定めをしているようにも見えた。それはわたしの膝近いシ…
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