正人・81歳

正人が81歳の誕生日を迎えた。
子どものころからだが弱く医者から「はたちまで生きない」と言われた。その二十歳になった時、敵前上陸支援の船舶隊にいて「ああ二十歳までとはこのことか」と死を覚悟した。それが4倍の80を過ぎるとは。
「人はその使命が終わるまで死なない」とは、アフリカ伝道のリヴィングストンのことばだが、まだわたしにも主の使命があるということ。
わたしは23歳から勤めた「国立国会図書館」を51歳で辞め、69歳まで「キリスト同信会」の伝道者として働いた。70歳から独立して「白鷺えくれ舎」と称して自由に動き、じつに楽しい。ネットのおかげで、居ながら文書伝道ができ、内外からメールが届く。それに「書」と「水彩」と「彫刻」の楽しみもある。感謝。
「初雪や老残の傘(八十)に歳つもる」
「私はあなたの老いる日まで白髪になるまで背負って行こう」(イザヤ46・4)