雪と救い

数十年ぶりという日本の大雪。雪による死者は全国ですでに90人におよぶ。
金沢に住む次男一家から、庭の「かまくら」や、軒の1メートルを越す太いつららを、二人の小学生の孫が両手に持つ写真をメールで送ってくる。豪雪になれているはずの山形の独立学園・枡本華子先生からも「ことしはたいへん」の悲鳴。
聖書にも「雪」は出てくるが、緯度が低いので日本のような大雪はない。
「お前は雪の倉に入ったことがあるか」(ヨブ記38・22)
「主は雪を羊の毛のように降らせ」(詩篇147・16)。
「彼女はその家の者のために雪をおそれない」(箴言31・21)。
これらは自然現象だが、その雪を人間が罪から救われる表現としても使う。
「お前たちの罪が緋(ひ)のようでも、雪のように白くなる」(イザヤ1・18)。
黒い罪が白い雪に覆われる。人間の罪が十字架に覆われるさまを見事に予言した言葉。
「(キリストの)髪の毛は、白い羊毛に似て、雪のように白く」(黙示録1・14)