お年玉葉書 

家内が年賀葉書の当選番号を調べて、「あら当たってるわ」と4、5枚探し出す。
家内の母方の祖父は親切な人で、お年玉葉書の番号と、出した相手の名前をリンクして控えておき、それが当選していると、「あなた当たりました」と葉書を出した。オヨヨ。
その長女は家内の母だがまた親切な人。あるとき2階に泥棒が入った。翌日たずねると、庭の大きなスチール製の道具入れを、よいしょ、よいしょと動かしている。「何しているの」と聞くと、「泥棒さんがこのブドウ棚から二階へ入ったらしい。こんど入ってもし落ちたら、これにぶつかると痛いと思って」との答え。オヨヨ。
この人様第一はどこから来たのか。明治10年代にキリスト信仰がこの家系に入ったのと無縁でなさそう。1世紀あまり隣人を愛せよという心が染みこんでしまったのか。家内もその血を引いて人様第一だ。心はすぐ人様に向う。しかし一番近い隣人の旦那が忘れられそうになることがあるのは、これいかに。オヨヨ。「夫婦は一体よ」の妻の声。オヨヨ
「隣人を自分のように愛しなさい」(マタイ19・19)