福音のよろこび

きのう数名の、話しておきたい方に福音を語った。「福音」とは「うれしいお知らせ」。どれほどうれしいかというと、飛び上がるほどうれしい。
わたしは福音がわかったとき、うれしくて、走りながら聖書をしばった風呂敷包みを空に放り投げ、受けてはまた放り投げて走った。わたしの父は福音がわかったとき、歩いていて、うれしくて右膝がぴょんと上がる。抑えても左足がぴょんと上がると話していた。
朝鮮伝道に行った乗松さんは温和な人物だが、福音がわかったとき、手を打って大よろこびをし、その友・首藤新蔵は「うおー」と叫んで道を走ったという。
藤井武という伝道者も「見いでたる真理ひとつに胸はみちだれにか伝へんただ卓をめぐる」と、ぐるぐるテーブルを廻り福音をよろこんた。わたしが洗礼を受けた浅田正吉という伝道者も、福音がわかったとき、うれしくてうれしくて一日中部屋をぐるぐる廻った。
だからキリストの福音はすごい。ぴょんぴょん、つぎつぎ、人を飛び上がらせる。
「主を喜ぶことは、あなたがたの力です」(ネヘミヤ8・10)