ひな祭り

shirasagikara2006-03-03

きょうは「三月三日の雛祭り」。
娘が米国で女の子を産んだとき、7段飾りの雛人形を贈った。その孫のマナがむこうの小学校に入ると、同級生が先生に連れられてマナの飾り雛を見学にきたという。女児のためこんなお祝いをするのは、外国では珍しいのかも知れない。
「あかりをつけましょ/ぼんぼりに/お花をあげましょ/桃の花/五人ばやしの/笛太鼓/きょうはたのしい/ひな祭り」。このうたを歌えば、春が来たと日本人なら感じるはず。
7段飾りは階級社会の表現だと目くじらたてることもあるまい。姫路城を見て封建制度の象徴だと怒る者がいないのと同じだ。江戸時代は内裏びなの男性は向って右に、女性は左だった。それが明治になり天皇主権が強まり男女が逆になったともいう。
政池仁先生はご自宅の天沼日曜学校で、床の間に飾られたひな段から内裏びなを取り出し「天国ではこの冠よりもっと美しい冠を神さまからいただける」と、子どもたちに目を輝かせて話していられた。
「お内裏様と/おひな様/二人ならんで/すまし顔」。
「大牧者がお見えになるとき、あなたがたはしぼむことのない栄冠を受ける」(第1ペトロ5・4)