春の選抜高校野球と応援団

4月4日、春の選抜高校野球勝戦が、横浜高校と長崎の清峰高校で戦われた。
双方の応援団がまた激しくやりあう。とくに清峰高校長崎県チームとして、80余年の春・夏の甲子園を通じ、決勝戦進出は初めてのこと。そのうえ初出場。もうたいへん。野球と関係なさそうなオバサン連中が、メガホンを振り上げ、大声で応援する。しかし長崎・清峰は21対0で涙を呑んだ。
この野球にかぎらず、まわりに応援団をもつことが大事だ。企業でも、官庁でも、学校でも、いや教会や個人でも応援団が必要だ。応援団がいればうれしいし活気が出る。子どもの運動会でもパパやママがいると思うだけで、子どもは元気が出て懸命に走る。
近くのルーテル教会が毎年「イースターコンサート」や「バザー」や「クリスマスキャロル」をされるが、これも応援団づくりの努力の一つだ。
新約聖書の「ヘブライ人への手紙」12章に、大観衆が応援する競技場の光景が描かれている。「このようにおびただしい証人の群れに囲まれている」から「競走を忍耐強く走り抜こう」と呼びかける。「信仰応援団」はむかしからいたのだ。元気を出して走ろう。
「信仰の創始者また完成者であるイエス見つめながら走り抜こう」(ヘブライ13・2)