是字寺

shirasagikara2006-04-14

この春から、NHKの朝の連続テレビ小説純情きらり」が放映開始。ヒロイン・桜子が岡崎の八丁味噌蔵の味噌桶に落ちるところから話が始まる。
岡崎はなつかしい町。1989年以来16年間、年に3〜4回、桐山雅吉・悦子夫妻に招かれて集会におとずれた。97歳と90歳の桐山義一・すずゑ夫妻も受洗された場所だ。昨年4月、わたしの地方集会の最後もここにした。岡崎中の各教会、無教会から集められ、カトリックの神父さんも来られた超教派の集まり。いつも玄関の外まで50足近く靴があふれた。
名鉄東岡崎で下車して桐山家へ歩く途中に是字寺(ぜのじでら)がある。徳川家康の祖父が「是」の字の夢を見た。その意味を解いた僧侶に与えた禅寺だ。
「是」の字を分解すると「日」の「下」の「人」となる。つまり「天下人」。日本の支配者という意味。これが孫・家康が将軍になる予言だと喜んだ。
エスの場合は、預言者イザヤが「おとめが身ごもって男の子を産む」と500年前に告げられ、名もなき村娘を母とし、馬小屋で生まれ、布にくるまれ、大工の子として育つ。このイエスの低さはきわだっている。その低さのゆえに、一番底からすべての人を救い上げることが出来たのだ。
「人の子(イエス)は、失われたものを捜して救うために来たのである」(ルカ19・10)