もしも指の爪がなかったら

もしも指の爪がなかったら かゆいところが かけません
もしも眉毛がなかったら ひたいの汗が 目にしみる
もしも頭の髪がなかったら お日さま じかに照りつける
もしも草木がなかったら もしもお水がなかったら
もしもおさかないなければ もしも鳥たちいなければ  
もしも もしもと 問いつづけ すべて あるもの ありがたい
すべてを つくった神さまが ひとつもむだを つくられない
いらぬと思う オヘソまで どうやら大事なものらしい
弱いお人や 老人も いらないものでは ありません 大事な 大事なお方です
もしも子どもが 死んだなら もしも主人が先立てば もしもあなたがいなければ
なくしてわかる そのねうち
もしもエスさまなかったら わきたつ喜び 消えるでしょう
「二人の目が開け、(復活した)イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。二人の心は燃えていた」(ルカ24・31、32)