ペーパーナイフ

いつのころからかペーパーナイフを集め始めた。たぶん外国旅行の土産にいただいたのが最初だ。
わたしがペーパーナイフを集めていると、外国土産によくくださり、自分も旅行で買ったものだ。土産としては小物だし手ごろな値段。それがたまり近年遠近の集会をやめる時、もらっていただいたが、まだ残っているほど集まった。
わたしの強い関心はこれこれですと、旗を立てる。すると旗を見てそれが集まる。信仰も旗を立てることが大事だ。
鈴木弼美(すけよし)先生は「基督教独立学園」という旗を立てた。初めはあまり集まらなかった。しかし今は近隣はもちろん、県外遠くからも生徒が集まる。
家庭集会の小さな旗を立てる。賛美歌が家から流れる。道行く人も聞く。いつしか小さな集会ができる。職場で聖書勉強会を始める。これも旗を立てることだ。
ペーパーナイフは、新しいしらせを切りひらく道具。すばらしいキリストの福音=うれしいお知らせ=がそこにあるのに、封を切らなければわからない。
「わたしにはペーパーナイフがありません」と言ってはならない。ペーパーナイフはだれしも持っている。その名は「決心」。聖書を読もう。イエスの言葉を聴こう。福音を知ろう。キリストを信じよう。この「決心印・ペーパーナイフ」で、新しい信仰の世界が切りひらけるのだ。
「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1・15)