日比谷公園の神戸俊平さん

shirasagikara2006-10-02

10月1日(日)午後、日比谷公園の「グローバルフェスタ 2006」へ出かけた。こんなにたくさんの日本の若者が、世界のへき地で、こんなに汗を流して現地の人々に溶けこみ、喜んで働いているかといつも感動する。公園の芝生のまわりに、今年も小さなテントが200はならび、あいにくの小雨の中を若者で大にぎわい。
わたしは「アフリカと神戸俊平友の会」のテントを探した。テントの中に若い男女が6人ほど、俊平さんと店を張り、ケニヤの民芸品を売っている。中の一人は女優さんで、10月末にTBSテレビの「夢の扉」という番組に、俊平さんと出演するという。
わたしは1994年、この「友の会」の創設からかかわり事務局を2000年までひきうけた。いまの事務局は3代目だ。会長は「恐竜図鑑」で有名な漫画家・ヒサクニヒコさん。
俊平さんはナイロビ大学大学院で資格をとり、ケニヤで日本人獣医第一号になった。マサイ族の財産の牛を診察するうち、牛がツエツエバエに苦しむのを見かね、対策に乗り出し、また象牙保護や、野生動物保護活動をすすめ、すでにアフリカ在住36年。押しも押されももせぬクリスチャン獣医師。父上はクリスチャンの児童文学者・神戸淳一さん。
小雨の日比谷公園に、俊平さんが吹くケニヤの楽器と友人の太鼓がひびいていた。
「あなたがたもこのように働いて、弱い者を助けるように」(使徒20・35)