キラキラとふつう

shirasagikara2006-10-04

10月3日、思いがけなく平福美恵子様が、長男の運転でわが家に来られた。お願いしていた本を、わざわざ届けてくださり、104歳の母も車椅子で久しぶりにお会いした。
美恵子様は、わたしが自宅で集会を始めてから、ずっと出席され、ご主人の一郎先生も、最晩年に入院リハビリされる前、夫妻で日曜礼拝に見えた。この夫婦そろっての礼拝を、前から美恵子夫人は願っていられた。平福一郎先生は日曜日、奥様より先に靴をはき、玄関で待っていられたという。
東京で集会していると、思わぬ方が見える。飯田真知子さんという外交官夫人が、池田徳真(のりざね)様を集会にお連れになったこともある。池田様の自伝出版の依頼を兼ねてだ。じつに気さくな方で、とても徳川15代将軍慶喜公のお孫さまとは思えない。そのあと、2、3回打ち合わせに見え、最後はわたしの父と腕を組んで賛美歌を歌われた。その自伝は「恩寵と復活」の書名でキリスト新聞社から出た。
平福一郎先生はお医者様。自衛隊中央病院の院長もされ、その父上は平福百穂画伯。あの「岩波文庫」の表紙装丁や、「婦人之友」創刊号からの表紙装丁でしられる。
大事なことは、キラキラした家柄の方も、ふつうの家の子も、キリストを信じて喜んでいるということ。いやキラキラした家に生まれるのも「しんどい」。ふつうがええ。
「あなたがたが召されたとき、、、能力のある者や、家柄のよい者が多かったわけでもありません」(第1コリント1・26)