金のかからない喜び

金のかからない喜びがいっぱいある。前に「15の驚き」を書いたが、すべて金がかからない喜びだ。
なんという恵み/なんという祝福/なんという恩寵/なんという自由/なんという平安。なんという静けさ/なんという明るさ/なんという豊かさ/なんという楽しさ/なんという美しさ。なんという選び/なんという救い/なんというあがない/なんという幸い/なんという喜び。
「金のかからない喜び」の秘訣は、まずイエスを仰ぐことだ。そこから、恵みと、祝福と、恩寵があふれ出す。
朝、目がさめる。なんという静かさ。「空耳に虫の聲満つ虫絶えて」(宮脇白夜)。年をとると、いつも耳の奥に虫の鳴くような音がする。これも面白い。それに、見える。聞こえる。話せる。書ける。食べられる。立てる。歩ける。握れる。なんという感謝。
明るい日差し。雲は流れ、小鳥がさえずり、なんと美しく、楽しいことか。世界が自分のものになった豊かな気分。主がわたしを握りしめてくださる平安。
すべて主がわたしごときを選び、この罪あるものを、罪あるままに、罪なきものとするため、罪なきイエスが、罪そのものとなって十字架で死んであがなってくださった。
お茶を飲む。ごくんと喉が鳴る。静かだ。金のかからない喜び。
「なんという恵み、なんという喜び」(詩篇133・1)