「新編 靖国神社問題資料集」

shirasagikara2007-04-09

いやはや、まいった。国会図書館から「新編 靖国神社問題資料集」をもらったが、なにしろ図体がでかい。タテが30センチ、ヨコ21センチ、厚さ4.2センチ、重さ2.1キロ、1194ページもある。。片手では持てない。2007年3月20日刊行。
これが国会やマスコミに出回ると同時に、3月末から、NHKのテレビ、ラジオや新聞各社が競って報じた。それは808点の掲載資料のうち、靖国神社から179点が提供され、初めてA級、B級戦犯合祀の経緯が、内部資料で明かされたからだ。
それにしても、よくこれだけ資料を網羅できたと驚くが、国会図書館電子図書館になったおかげだ。膨大な国会議事録も「靖国」と検索すれば瞬時に閲覧可能になった。ともかく1853(嘉永6)年から1985(昭和60)年までの、こと靖国に関する情報はすべて網羅し、以後この資料を抜きにして靖国は語れない。ただしこの資料集は市販をせず、5月の連休をメドに、国会図書館のホームページ(http://www.ndl.go.jp/)で公開する。
わたしは1976年5月、この資料の元の「靖国神社問題資料集」(A5判・397ページ)を残して国会図書館を辞めた。30年前に作った資料がずっと利用されつづけ、今すばらしい「新編」ができる。うれしいことだ。作成協力者の最後に「白鷺えくれ舎・伝道者」と、わたしの名前がしるされて光栄だ。
「偶像を仰いではならない。神々の偶像を鋳造してはならない。わたしはあなたたちの神、主である」(レビ19・4)