104歳の母の「母の日」

shirasagikara2007-05-14

きのうは「母の日」の日曜日。あさベッドの104歳の母と家内と三人で礼拝。「いつくしみ深き友なるエス」の賛美歌は、母の唇も動き、聖餐のブドウ酒も受けた。82歳の息子が母とともに「母の日」を迎えられるのは格別の恩寵。
この「母の日」は米国のフィラデルフィアから始まった。1905年5月9日に母をなくしたアンナ・ジャービスが、母への感謝を生前に母に伝える運動を始め、1913年(大正2)「母の日」が米国議会で制定。日本でも1915年(大正4)に、はやくも教会で祝われ始めたという。
昨夜、妹の次男一家も加わり、子、孫、曾孫と4代でにぎやかに「母の日」の会食。ぐっすり寝たあとは母もしゃんとした顔つきになる(写真は母と正人)。
母は、ひるまはベッドで寝たきりだが、ともに住む娘、婿、孫娘。2階にいる息子、嫁たち5人の家族に囲まれ、毎日あさ晩来られる介護士さんの世話を受け、食事は車椅子に移って食卓で食べさせてもらう。温泉卵やつぶした柔らかいものは、けっこう食べる。味がうすいと「味の素を振って」と注文。好物のアイスクリームを食べさせると「ありがとう」の言葉。
1年まえ、「お母さん。きょうは母の日や。来年の母の日は大丈夫か」「この調子ならいけそうやな」。そのとうりになった。母はあと100日で105歳。「この調子ならいけそうやな」と思う。しかし、母は去年のようには長い言葉が出ない。
「母が年老いても侮ってはならない」(箴言23・22)