日本海の落日

shirasagikara2007-08-06

山形・独立学園<叶水夏の学校>が終わった7月29日(日)午後、「日本海の落日が見たい」というわたしの願いを聞いて、助川暢・前校長夫妻が、枡本華子先生とわたしを車に乗せて、新潟県から山形県にかけての日本海岸を走ってくださった。
笹川流れ」とよばれる数キロの奇岩絶壁に驚き、八乙女浦奇岩伝説の由良の民宿泊り。大きな落日は見られなかったが、夕空は七色に染まり一同満足。さらにその夜「自民党参院選大敗」にいい気分。
翌日、鶴岡海岸の市立加茂水族館村上龍男館長を訪ねる。独立学園8期生。廃館寸前の水族館を立ち直らせ、2005年には旭川旭山動物園とならび「特筆する」との評価を受けた館長。いまやクラゲでは世界一の飼育、展示を誇る。レストランで館長から「クラゲラーメン」「クラゲ刺身」「クラゲ薩摩揚げ」などクラゲのアイデア料理をいただく。
鶴岡市では致道博物館に酒井忠久館長をたずねた。かつて幕末刊の「世界輿地図」の掛軸をわたしが同館に寄贈したさい村上館長が仲介された。その地図の解説を庄内藩蘭学者が書いていたからだ。その地図を展示してお待ちくださった。また教団・鶴岡教会の入り口に、この地出身の黒崎幸吉先生の聖句の石碑があるのにもびっくり。
そのあとわたしひとり男鹿半島まで足を伸ばし、秋田新幹線で帰京。その8月1日、落日が林の中を走った。「夏木立駆ける落日右車窓」。
「夕暮れになっても、光がある」(ゼカリヤ14・7)