フィラデルフィア日本人キリスト教会

shirasagikara2007-09-03

8月26日(日)は、深い森にかこまれた米国フィラデルフィア日本人キリスト教会で礼拝説教。題は「ベールを脱いだ罪の女ー礼拝の原型」(ルカ福音書7章)。最近気づいたのは、長い髪でイエスの足をぬぐうためには、かぶったベールを脱ぐ必要があるはずだということ。それは娼婦である自分の恥の姿を白日にさらすことだ。イエスへの愛の激しさ、イエスのゆるしの深さの物語り。
この教会は、60年も前に土山牧師により始められ、日本の敗戦後、ピーター島田牧師が受け継がれて発展し米国長老教会に属している。娘のやよりが、そこの教会員の宮本努と結婚したため、ピーター島田牧師のころから、わたしもたびたび訪れた。努は20年近く、やよりも10年あまり教会に奉仕して努の転勤で帰国。
教会には、米国定住の方を中心に、米国人と結婚されたかた、駐在商社マン、留学生などが多いため教会員は流動的だ。
もう一つ、2005年春以来ここに柴川秀夫・悦子牧師夫妻がいられるが、その赴任のさい、わたしが背中を押した事情もあり、夫妻に会いたかったのだ。感心したのは、この長老教会では、新任牧師が着任すると前任者はかなり離れた場所に転居して、後任に一切口出しさせない「教会の智恵」があるとのこと。
「ヌンの子ヨシュアは知恵の霊に満ちていた。モーセが彼の上に手を置いたからである」(申命記34・9)