子どもの日 うれしい言葉で作文を

きょうは「子どもの日」。その子どもの小中学生の間で、「きもい」「死ね」といった、ケータイ裏メールの中傷書き込みが流行し、先月千葉県で中学生同士の殺人事件までおきた。これは過激なマンガや、劇画や、ゲームの影響でもある。
そこで思うのだが「うざい」「きしょい」などの、人を傷つけるマイナス言葉でなく、プラス言葉、慰め言葉を生徒に考えさせ、それを使って作文を書かせる授業をしてはどうか。
たとえば「うれしい」「楽しい」「すごい」「おいしい」「ゆかい」「やさしい」「きれい」「泣かないで」「いっしょにやろう」といった言葉をつなげて文章を作るのだ。
わたしは昨年2月、こんな「プラス言葉」で、このブログを書いてみた。
朝の目覚めは「さわやか」で、晴れた冬空「気持ちいい」。聖書の言葉は「ありがたく」、食べものすべて「おいしく」て、庭の紅梅「美しい」。パソコン・メールは「愉快だ」し、ブログ書くのも「かたじけない」。十二使徒像彫るのが「面白く」、腕立て伏せ50回出来て「いい気分」。104の母と会えて「楽しい」し、このごろ母のお顔が「かわいく」て、介護士の母移動動作は「あっぱれ」だ。入浴サービスはまた「見事」。妹夫婦の介護に「大感謝」。妻の返事が「やさしく」て、ごろんと昼寝もこりゃ「楽だ」。届いた手紙も「うれしい」し、病気あがりの娘の電話も「ほがらか」だ。自転車で買い物にゆけてまだ「元気」。肉じゃが、カレーも味付けはおれがうまいと「大笑い」。これで一日が終わればほんに「しあわせ」。
たしかにプラス言葉は人を癒し、愉快に、豊かにする。考えればイエスの言葉はこのプラス言葉に満ちている。
「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」(マタイ6・34)