ことばを売るお店屋さん

shirasagikara2008-05-26

<浜谷不二詩集・主を想う心と主への賛美(1)(2)から>

ことばを売るお店があると聞きました
感謝のことばは赤い壺/喜びのことばは青い壺/さんびのことばは緑の壺
黄色のつぼ/茶色のつぼ/紫のつぼ/紺色のつぼ
黒いつぼには何の言葉が/つまっているのでしょうか
「お店屋さん/緑の壺を下さいな」

主よ/みたまによって歩けません 主よ/みたまによって祈れません 主よ/信仰ありません では何があるのですか/導くとの約束だけです

祈りとは/祈ることではありません/主のあわれみなのです
祈るとは/何かを言うことではありません/主の前に黙ることなのです
祈りとは/何もなくなることです/主の内につつみこまれることです

この頃いつも/神さまありがとうと言っています/ほとばしるオシッコも/けんめいに出たウンコも/土を耕していても/ひばりの鳴き声も/次から次へと咲く花も/たくましく育つ苗も/何を見てもあんまり思うので/神さまへのおせじを言っているのかなあと/思ったりします

主よ/今日の夕焼けはとても美しいです/空 全体がバラ色に染まり/西の空に/茜色 朱色 金色に輝く雲は/あなたの御手からこぼれる/時の移りの一瞬の輝きを/見るようでした/‘神は見て良しとされた 夕となり朝となった’/まさに御言の通りです

平凡な主婦で、非凡な歩みをした浜谷不二さんの、平凡な日常の、非凡な詩集。非売品(藤尾のホームページの「人物短評」参照)<写真・前が浜谷不二、後左は浜谷健生、右は藤尾尚子>

「息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ」(詩篇150・6)