「インターネット聖書ばなし」の韓国語訳

shirasagikara2013-07-15

韓国から「ソンソ・シネ」(聖書信愛)誌四冊(二〇一三年・四〜七月号)が贈られてきた。わたしの「インターネット聖書ばなし」が、「ハラボジエ ソンソ イヤギ(おじいさんの聖書ばなし)」と題して連載中だ。
翻訳者は金福礼(キム・ポンネ)さん。ソウルの小学校の女教師。金福礼さんとお会いしたことはないが、日本人顔負けのきれいな手紙をくださる。わたしの「聖書ばなし」を翻訳したいとお便りをいただいたのは、ずいぶん前だが、ご主人の孫鉉変(ソン・ヒョンソップ)さんが編集される「聖書信愛」誌に、少しずつ分割短縮して掲載くださっていた。自分の文章が外国語に翻訳され、主のご用に役立つのは、うれしく光栄なこと。
じつはさる六月、浦和の精神科医・関根義夫先生が「『ソンソ・シネ』に、『インターネット聖書ばなし』の翻訳が出ていますよ」と知らせてくださった。「わたしは見ていない」と答えると、関根先生が韓国へ藤尾にも送るよう便りを出された。
「関根先生から手紙を受けました。それを見たとたん、”あら!”と驚きながら、とても恥ずかしくなりました。一冊ずつ送ったらよかったのに。申し訳ございません」。ここに「ごめんなさい」の字がついた「最敬礼」のかわいい彩色イラスト。いかにも女教師。
「わたしが通っている集会で発表してから雑誌に載せています。毎回、わたしの「所感」をつけて発表しています。先週、第三巻の『わな』と『くびき』について話しましたら、ある婦人が『涙が出るのをじっと堪えた』と話しました。わたしも文章を読みながら、新たに胸が熱くなりました」。
「聖書信愛」誌は宋斗用先生の創刊だ。宋斗用先生は、日本の内村鑑三門下の朝鮮人留学生・三羽烏の一人だ。それは咸錫憲(ハム・ソゴン)、金教臣(キム・キョシン)、宋斗用(ソン・ヅヨン)の三人。韓国の無教会は「プルム(ふいご)学園」という高校を持つ。わたしは一九六七年に宋斗用先生と、一九九三年には鄭泰時先生とそこを訪問し講演した(通訳・劉煕世、洪淳明、鄭泰時先生)。「遠い国から来るよい消息は、かわいている人が飲む冷やかな水のようだ」(箴言25・25、口語訳)
(なお「藤尾正人のインターネット聖書ばなし」(全8巻)は、古田稔様のご愛労により、CD4枚に収録され、目のご不自由な方や、耳で聞きたい方に喜ばれている。ご希望の方は連絡を)