よろこびの一日・O先生の米寿祝いと孫の洗礼式

shirasagikara2014-03-31

3月28日(金)、わが家は「よろこびの一日」となった。
まず、この日88歳の誕生日のO先生へ、尊敬と感謝をこめて「米寿・祝賀会」を開いた。
Iさんは、黄色い「ちゃんちゃんこ」を用意して先生に着せ、大きな黄色の頭巾までかぶらせた。「米寿」祝いが「黄色」とは知らなかった。Hさんは、自家製の「バースデイ・ケーキ」を持参。縁には「おめでとう」の立て文字。さらに「88」の蝋燭まで。Tさんは、シューベルトの「アヴェ・マリア」を高らかに深く独唱。米国から来られたA夫人は、そのご主人とO先生との長い交わりに立っての祝辞。SさんとKさんは、花束を贈呈し六色の投げテープを飛ばした。O先生は、静かに「88年をふりかえって」、聖書にもとづいての謝辞。讃美で始まり讃美で終わった。「わたしは長寿をもって彼を満ち足らせ、わが救いを彼に示すであろう」(詩篇91・16)。
その夜、ふたりの孫の洗礼式が同じ部屋であった。
「おじいちゃん、洗礼をしてください」の電話があったのは数日前だ。地方に住むわたしの次男夫婦には二人の息子と末娘がいる。その孫娘がこの春、県立高校に合格した直後に電話してきた。そして国立大学3年生になる次男も洗礼を望んでいるという。
じつは今から5年前、長男が国立大学に合格したその日「おじいちゃん、洗礼をしてください」と電話があった。わたしはよろこんで出かけた。そしてこんどはその弟妹だ。春休みを利用して次男一家は3月28日、泊りがけでやって来た。二階に住む長男夫婦も洗礼式に立ち会った。
「洗礼について」わたしが話したあと、ふたりは、「イエスさまを、キリスト・救い主と信じるか」「イエスに従って、生涯生きることを誓うか」とのわたしの問いに「はい」と答え、「父と子と聖霊のみ名によって」わたしは、ふたりの頭にたっぷり水をかけた。さんびを歌い、家内が感謝の祈りをして、めでたい洗礼式は終わった。ふたりの孫の、さっぱりした笑顔がよかった。
「なんという恵み、なんというよろこび」(詩篇113・1) <写真は庭の水仙